俳優・山田孝之氏が取締役CIO、トランスコスモスがライブコマース事業に参入

ライブコマース「me&stars」を通じてスターとファンをつなぐプレミアムコンテンツを今冬から販売開始

トランスコスモスは9月5日、俳優の山田孝之氏と共同でプレミアムコンテンツをライブ動画で販売する新会社「ミーアンドスターズ株式会社」を9月1日に設立したことを発表した。代表取締役社長兼CEOに佐藤俊介氏(現、トランスコスモスCMO)が、取締役CIOに山田孝之氏がそれぞれ就任する。

取締役CIO 山田孝之氏(左)/代表取締役社長兼CEO 佐藤俊介氏(右)

ミーアンドスターズは、プレミアムECコンテンツプラットフォーム事業者として、ライブコマースサービス「me&stars」のティザーサイトを同日公開した。現在、先行会員登録を受け付けている。

me&starsでは、影響力のあるインフルエンサーを通じて、まだ世の中にないプレミアムなモノとコト(体験)をライブ動画を通じて販売していく。トランスコスモスのDEC(Digital Marketing/EC/Contact Center)サービスがバックエンドをサポートする。

「me&stars」3つの事業

「me&stars」が掲げるインフルエンサー(スター)は、芸能事務所に所属するようなトップスターや実績のある著名デザイナーなどを指す。今後、インスタグラマーやユーチューバ―など、インターネット上のインフルエンサーに拡大する可能性はあるが、当面が前者が対象になり、所属事務所とも連携していく。

トップオブトップと呼べるインフルエンサーと、そのファンがつながるモノ・コトを提供することが、競合のライブコマース事業との差別化要因になると佐藤CEOは述べる。山田氏は芸能界での経験を生かして、今までにないプレミアムコンテンツを開発するイノベーターや映画のキャスティングプロデューサーの役割を担う。

第一弾サービスは今冬を予定している。すでに芸能事務所や山田氏の俳優仲間との間などでサービスを検討しているが、イメージを具体化するため、まず山田氏をインフルエンサーとしたコンテンツを企画するという。なお、企画には山田氏が出演するドラマの脚本も手がけた竹村武司氏が同社の構成作家として参加する。

me&starsでは、具体的な利用者層を決めていない。スターとファンがつながるプラットフォームであり、だれに何を提供するのかは、企画次第となる。そのため、販売商品の価格帯も数千円から数千万円まで幅広く想定しているという。イメージは、iTunesのように多様なコンテンツを扱うプラットフォームだと佐藤氏は話す。

また、従来の日本のライブコマースにはないプロダクトにもチャレンジしたいという。たとえば、海外ではアップルCEO ティム・クック氏とのランチミーティングが数千万円で落札されたケースがあるが、このような体験の提供も考えていく。

なお、現時点では企業タイアップのインフルエンサーマーケティングのような広告主向けプランは考えられていない

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