有料動画視聴者の86.6%が定額制サービスを利用、『動画配信ビジネス調査報告書2016』発行

Amazonビデオ、Hulu、dTVなど有料動画市場全体が拡大傾向

インプレスは、有料動画配信サービスの利用率や利用意向などを調査した報告書『動画配信ビジネス調査報告書2016』を6月2日に発売した。

同調査報告書によると、「3か月以内に、有料の動画配信サービスを利用したことがある」と答えた有料動画配信サービスの利用率は9.2%で、前年よりも1.5ポイント増加。年齢別では、男性20代の22.6%(前年より5.9ポイント増)をピークに男性30代や男性10代の利用率が高く、有料動画サービスの利用率は全体的に男性の方が女性よりも高い数値となっている。

図1:有料動画配信サービスの利用率
図1:有料動画配信サービスの利用率

また、有料動画配信サービス利用者のうち、定額制のサービスを利用しているユーザーは合計で86.6%、都度課金を利用しているユーザーは合計で20.6%。都度課金のみを利用しているユーザーは13.4%と前年から9.9ポイント減少しており、HuluやdTV、Amazonプライム会員など定額制サービスへの移行が進んでいる。

図2:定額制と都度課金の利用率
図2:定額制と都度課金の利用率

動画配信サービス別の利用頻度を見ると、「週に複数回以上視聴する」ユーザーの比率はHuluユーザーが73.2%、dTVユーザーが64.6%であるのに対し、Amazonビデオユーザーは49.7%と、サービスにより視聴頻度の差異が見られた。これは「動画配信専門」と「追加料金なしで動画視聴もできる」というサービスの性質の違いが要因だと推測される。

図3:動画サービス別の利用頻度
図3:動画サービス別の利用頻度

調査概要

有料動画配信サービスの利用率と非利用者の意向調査(図1)

  • 調査対象: NTTコム リサーチの保有する消費者モニター
  • 有効回答数: 40,976サンプル
  • サンプリング: 性年齢階層別インターネット利用人口構成比に可能な限り整合するように抽出
  • 調査手法: PC上でのウェブアンケート
  • 調査期間: 2016年4月18日~4月25日

有料動画配信サービス利用者の利用状況調査(図2、図3)

  • 調査対象: 利用率調査で有料の動画配信サービスを利用していると回答した人を対象に、利用率調査で得られた性年代別有料動画配信サービス利用者構成に整合するように抽出
  • 有効回答数: 943サンプル
  • 調査手法: PC上でのウェブアンケート
  • 調査期間: 2016年4月26日~5月9日

『動画配信ビジネス調査報告書2016』の概要

  • 著者: 森田秀一
  • 判型: A4判
  • ページ数: 306P
  • 発売: 2016年6月2日(木)
  • 価格: CD(PDF)版68,000円(税別) / CD(PDF)+冊子版78,000円(税別)
  • 詳細: https://r.impressrd.jp/iil/vod2016
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