JIAAがネイティブ広告のガイドラインを策定、広告表記と広告主体を必ず示すよう要望

媒体社が編集する記事・コンテンツと誤認することを防止、広告の責任の所在を明確化

インターネット広告関連各社で組織する一般社団法人のインターネット広告推進協議会(JIAA)は、広告と記事コンテンツを融合させた手法のネイティブ広告に関し、掲載に関わる事業者の指針となる「インターネット広告掲載基準ガイドライン」を改定して「ネイティブ広告における推奨規定」を新たに策定した、と3月18日発表した。ネイティブ広告は記事・コンテンツと一体感があることから受け入れられやすい半面、広告掲載方法や内容によっては消費者がだまされたと感じやすい課題が指摘されていることから、定めた。

ネイティブ広告について、デザイン、内容、フォーマット、媒体社の編集記事・コンテンツの形式やサービス機能と同様で一体化し、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告、と定義した。そのうえで、消費者がネイティブ広告を媒体社が編集する記事・コンテンツと誤認することがないよう、広告の責任の所在を明確にするため広告であることと、広告主体者が誰であるか明確にすることが必要、としている。明示する具体的な内容や方法は各媒体社などの判断に委ねるものの、広告表記と広告主体者を必ず示すよう求めている。

ネイティブ広告を掲載する際は、インターネット広告掲載基準ガイドラインに基づき、消費者に不利益、不安、不信感を与えないよう、媒体各社が独自に定める広告掲載基準で必ず広告審査を行う、と定めた。広告配信事業社に対しても自社基準に基づいて掲載の可否を判断し、適合しない広告の配信を停止するなど適切な措置をとる、とした。事前審査が運用上難しいケースに関しては、事後に掲載基準に適合しないことが判明した場合、速やかに是正措置を採るなど、各社が広告掲載の適正化に努めること、と要望している。

インターネット広告推進協議会
http://www.jiaa.org/

インターネット広告掲載基準ガイドライン」「ネイティブ広告に関する推奨規定」
http://www.jiaa.org/guideline.html

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