国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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スマホサイトのコンバージョン率を上げる7つの秘訣(実証済み) など10+4記事

「SEOのトラブルシューティング」「ヤフー版ナレッジグラフ」「ファセットナビゲーションNG集」なども

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今週のピックアップ

スマホサイトのコンバージョン率を上げる7つの秘訣(実証済み)
★★★★☆ SEOだけじゃなくコンバージョン率アップにも取り組むべし (LPO研究所)

スマホ向けサイトのコンバージョン率を上げるための7つの施策を解説している良記事を、ギャプライズさんのLPO研究所で公開している。

首都圏だけでなく地方にもスマートフォンが普及してきたようだ。そうなると、モバイルに“対応”するだけでなく“最適化”するのが、ますます重要になってくる。

モバイル最適化といってもSEOだけではない。コンバージョン率アップに関しても積極的な施策が必要だ。

  • スマホユーザビリティは右手親指を意識しろ
  • スマホサイトは読み込み速度を重視しろ
  • リスティングもスマホ向けに最適化しろ
  • スマホサイトではオファーを下げろ
  • スマホではスマホで売れやすい商品を売れ
  • スマホは電話であることを忘れるな
  • スマホはフォームに気をつけろ
スマホサイトのコンバージョン率アップの施策

「どういった仮説から」「どういうテストをして」「どういう結果になったのか」を、それぞれの項目に関して解説している、非常にわかりやすい記事だ。

どれもすぐに意識して取り組みたいことばかりだ。じっくり読んでみよう。

日本語で読めるSEO/SEM情報

SEOのトラブルはこれで解決! グーグルがトラブルシューティングページを公開
★★★★☆ SEO初級者には頼りになる (Google ウェブマスター向け公式ブログ)

SEOに関して何らかの問題が発生したときの診断や対処に役立つサイトを、グーグルが「ウェブマスター向けトラブル シューティング ページ」として公開した。

「検索結果におけるサイトのパフォーマンスに問題がある」「ウェブマスター ツール上に警告やエラーのメッセージが表示された」などの問題に対して、与えられた選択肢を選んでいくと対処方法を示してくれる。

ウェブマスター向けトラブル シューティング ページ

どんな問題でも解決できるわけではなく、「その他のサポートが必要な場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください」となってしまう場合もある。とはいえ、ありがちなトラブルで自己解決できる可能性が高いものであれば、あちこちヘルプを調べたり検索で探したりしなくてもこのページだけで対処できるものも多いに違いない。

特に、SEOが初級レベルのウェブ担当者には、いざというときに頼りになるだろう。

ヤフー検索が人物・モノ・場所などの情報を検索結果に別枠表示し始めた
★★☆☆☆ ヤフー版ナレッジグラフ? (ヤフー!検索)

ヤフーが、「人物」「ものごと」「場所」などの詳細な情報を検索結果ページの右側に表示するようになった。

葛西紀明の検索結果
「葛西紀明」の検索結果に出てくる詳細パネル
ボーイング787の検索結果
「ボーイング787」の検索結果に出てくる詳細パネル
成田空港の検索結果
「成田空港」の検索結果に出てくる詳細パネル

導入された正確な日付や名称、どういった仕組みで表示させているのかなど細かなことは何もわからない。公式発表も見当たらない。

グーグルがすでに導入しているナレッジグラフにそっくりだ。ナレッジグラフのようにものごとの意味を理解するセマンティックの技術によるものなのだろうか? 日本のヤフーは検索システムにグーグルを使っているが、この部分に関しては表示内容もナレッジグラフとは異なるので、独立していると考えていいだろう。

詳しい情報をヤフーから聞きたいものだ。

あの人がウェブ制作屋からSEOコンサルに転身したのはなぜ?
★★★☆☆ ウェブ担当者が今求めているのは頼りになる相談役 (SEO 検索エンジン最適化)

SEOという言葉が世の中に生まれる前からSEOに携わってきた住太陽氏が、“制作屋”から“コンサルタント”へと転身をはかった経緯を綴った。

ウェブ担当者に注目してほしいと筆者が思った住氏の発言は、次のとおり(強調は筆者)。

クライアントが僕に期待する役割は、作業者としてのそれから、運用上の相談相手としてのそれへと変化していきました。戦略的なアドバイスや、中長期の方向付けといった、つまりはコンサルティングです。

ウェブマスターは頼れる相談相手を欲しがっている

ウェブマスターの仕事は孤独なものです。外部に相談相手が欲しい。

確かに、ウェブ担当者として仕事をしていると、他人の場合なら気づくようなことにも、だんだん気づかなくなってくるものだ。だから、岡目八目というように、第三者のアドバイスを得ながら運用していくのが大切になる。

そうした意味でも、制作の仕事をしていた人でも、ビジネスの観点から考えられる人ならば、もっと長いスパンでアドバイスをするコンサルティングに軸足が移っていくのも、納得いく話だ。

ちなみに、次のような指摘も、ウェブ担当者としては気になる点だ(もちろん、「それはわかっているが、なかなか社内的にそうもできず」ということも多いだろうが)。

僕がウェブ関連の業において近く需要が高まると考えている職種は、企業内のウェブマスターです。

企業内に専任のウェブマスターを置くという流れは、もちろん業種業態にもよるでしょうが、今後は中小規模の企業にまで広がっていく可能性は大きそうです。

日常のウェブサイトの管理にすぐさま関係することではないが、住氏がコンサルタントに転換した背景は、ウェブ担当者としての立ち位置や今後の方針に参考になるところがあるはずだ。長い記事であるが読んでほしい。

GoogleアナリティクスのUIが新しくなる
★★☆☆☆ 操作しやすくなることに期待 (アユダンテ株式会社 コラム)

Googleアナリティクスのユーザーインターフェイスが新しくなるようだ。

上部とサイドバーのナビゲーションに変更が加わるようで、数週間の後にすべてのユーザーに行き渡るとのことを、ツイッターのGoogleアナリティクス公式アカウントが報告した。

筆者のアカウントはまだ古いままであるが、アユダンテさんが新しいUIの状況をレポートしている。

GAのUI新旧比較

使い慣れたものがある日突然変わると驚くものだ。戸惑わないように気持ちの準備をしておきたい。

レポート上部のナビゲーションメニューが左側によることにより、使いやすくなったのではないかと思います。

このような感想が書かれているので、適用を楽しみに待とう。

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