「【すぐできる順】文章が見違える7つのコツ(後編)」ライター目線のWeb制作④

誰でもすぐに実践できる文章のテクニックを、7項目にまとめました。前回に引き続き、簡単で効果の上がりやすい3つのコツをお届けします。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

ホームページは文章や画像、映像などコンテンツが命です。どんなに美しいデザインや先進のプログラムを使っても、中身が充実していなければ、主役の魅力は伝わりません。雑誌や書籍の編集・執筆をルーツとするライターの私にも、Web制作をお手伝いする機会が増えてきました。ここでは、コンテンツ制作を生業とするライターの目線から、Web制作の現場で役立つ情報を連載します。
前回に引き続き、「減らす」をキーワードに、文章の改善テクニックをご紹介します。特に難しいポイントはなく、すぐに実践できます。

【すぐできる順】文章が見違える7つのコツ(後編)

5.重複を減らす

つまり、同じことを何度もいわない、ということ。ごく当たり前な話ですが、実は毎日文章を書いているプロのライターでも、やってしまいがちなミスなのです。
文のつながりを考えると、まったくダブりなく書くのは難しいのですが、重複が多すぎると、ボリュームの割に内容が薄いと感じてしまいます。重複は、見つけてしまえば意外と簡単に問題を解決できるケースが多いので、御社のコンテンツも一度見直してみてください。

6.内容を減らす

文章の構成が苦手な方にオススメのテクニックです。もし、文章の組み立てに苦しんだら、中に入れる要素をバッサリ削ってください。一度に多くを伝えようとして、かえって意味がわかりづらくなった文章を、しばしば目にします。
話の筋を1本通したら、もっとも重要な1点を伝えることに全力を注ぎましょう。細かいことをあれこれ詰め込んでも、どうせ読者は理解してくれません。意味がわからなければ、読んですらくれないのです。

7.文字数を減らす

最後に、もっとシンプルなお話。文字の総量を減らしましょう。
「文章は短い方が最後まで読んでもらえる確率が高い」
シンプルですが絶対的な真理です。読むためにかける時間も労力も少なくなるわけですから。反対に、目の前にある長文を「全部読まなければならないのか」と思うと、読みはじめるのすら、嫌になるかもしれません。「文字数を減らす」という強い意識で自身の文章をチェックして、冗長な表現があれば、できるだけ削っていきましょう。
とはいえ、雑誌などでは文字数がシビアに決められており、Webでもある程度のボリュームを求められることは少なくありません。この場合も、基本的な考え方は同じ。余分な部分はバッサバッサと削って、文章をダイエットしましょう。それでボリュームが足りなくなったら、私は内容を増やします。「文章はスリムに、ネタを厚く」が鉄則です。

まとめ

今回ご紹介したのは、いずれもごく基本的なテクニックで、特に目新しいことはいっていません。ただ、押さえておけば、比較的簡単に効果の上がる7項目を選びました。私自身も、実際にお客様の文章をリライトする際に、まずチェックしている項目です。

■□■筆者・小越建典と編集プロダクション・アバンギャルドについて■□■

小越建典は、編集プロダクション・アバンギャルド所属のライターです。雑誌や書籍の編集、執筆でキャリアを積み、企業Webサイトのライティングも多く手がけます。最近は中小のサイトを中心に、ディレクションまで含めた案件が急増。現在は、出版系のメディアと一般企業のコンテンツを、半々程度の割合で制作しています。

■□■筆者・小越建典について■□■

小越建典は、都内の編集プロダクションで活躍するライターです。雑誌や書籍の編集、執筆でキャリアを積み、企業Webサイトのライティングも多く手がけます。最近は中小のサイトを中心に、ディレクションまで含めた案件が急増。現在は、出版系のメディアと一般企業のコンテンツを、半々程度の割合で制作しています。
Web制作の現場やコンテンツのあり方に問題意識を持ち、情報発信にも努めています。Webコンテンツ研究所主宰。

ライター・ディレクター 小越建典
Webコンテンツ研究所
MAIL:okoshi@avant-garde.jp
TEL : 050-3632-0545
携帯:080-4118-0545

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Web制作 / コンテンツ / コンテンツ制作 / ホームページ制作 / ライター / 執筆 / 文章 / 文章術
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